RaySheetライセンスを持っていないユーザが所有者のビューのメンテナンス

ここでは、RaySheetライセンスを持っていないユーザが所有者のビューのメンテナンスについて説明します。

RaySheetライセンスを持っているユーザはビューの変更や削除、所有者の変更などが自由に行えます。しかし、ライセンスを持っていない場合にはそれらの操作が行えません。例えば、退職や組織の異動などでライセンスを外したユーザが過去に作成したビューがある場合、それらのビューについてはRaySheet上では操作が行えません。

このようなビューをメンテナンスするにはデータローダを使用します。

データローダを利用したビューのメンテナンスを行う前に、ビューや設定情報をエクスポートすることを強く推奨します。詳細は設定のエクスポートとインポートを参照してください。

メンテナンス対象オブジェクト

ディスプレイモードによって対象となるオブジェクトとSOQLが異なります。

オブジェクトモードの場合は、View(gcss__ViewSettings__c)が対象となるオブジェクトとなります。View(gcss__ViewSettings__c)はビューを定義しているオブジェクトです。

フォルダモードの場合は、Workspace(gcss__Workspace__c)が対象となるオブジェクトとなります。Workspace(gcss__Workspace__c)はフォルダを定義しているオブジェクトであり、フォルダに対して削除や所有者の変更を行うことでその配下のビューも同様な変更が行われます。

ビューを削除する

ライセンスを保有していないユーザが所有者のビューまたはフォルダのCSVファイルをエクスポートし、そのCSVファイルを使って削除することができます。エクスポート対象のオブジェクトとSOQLは以下になります。

オブジェクトモードの場合

オブジェクト:

View(gcss__ViewSettings__c)

SOQL:

Select Id FROM gcss__ViewSettings__c WHERE gcss__ImportState__c != ‘Removed’ AND OwnerId=‘ライセンスを保有していないユーザのIDを入れてください’ AND gcss__Folder__c =”

削除手順:

  1. データローダを起動しExportメニューを選択します。
  2. オブジェクトとしてView(gcss__ViewSettings__c)を選択します。
  3. SOQLを実行し削除対象となるビューのCSVファイルをエクスポートします。
  4. データローダを起動しDeleteメニューを選択します。
  5. オブジェクトとしてView(gcss__ViewSettings__c)を選択します。
  6. ExportしたCSVファイルを選択します。
  7. データローダのウィザードに従って削除を実行します。

フォルダモードの場合

オブジェクト:

Workspace(gcss__Workspace__c)

SOQL:

Select Id FROM gcss__Workspace__c WHERE gcss__Type__c =‘Folder’ AND gcss__ImportState__c != ‘Removed’ AND OwnerId=‘ライセンスを保有していないユーザのIDを入れてください’

削除手順:

  1. データローダを起動しExportメニューを選択します。
  2. オブジェクトとしてWorkspace(gcss__Workspace__c)を選択します。
  3. SOQLを実行し削除対象となるビューのCSVファイルをエクスポートします。
  4. データローダを起動しDeleteメニューを選択します。
  5. オブジェクトとしてWorkspace(gcss__Workspace__c)を選択します。
  6. ExportしたCSVファイルを選択します。
  7. データローダのウィザードに従って削除を実行します。

所有者を変更する

ライセンスを保有していないユーザが所有者のビューまたはフォルダのCSVファイルをエクスポートし、そのCSVファイルを使って所有者を変更することができます。

オブジェクトモードの場合

オブジェクト:

View(gcss__ViewSettings__c)

SOQL:

Select Id, OwnerId FROM gcss__ViewSettings__c WHERE gcss__ImportState__c != ‘Removed’ AND OwnerId=‘ライセンスを保有していないユーザのIDを入れてください’ AND gcss__Folder__c =”

変更手順:

  1. データローダを起動しExportメニューを選択します。
  2. オブジェクトとしてView(gcss__ViewSettings__c)を選択します。
  3. SOQLを実行し削除対象となるビューのCSVファイルをエクスポートします。
  4. CSVファイルのOwnerIdを変更したいユーザのIDに書き換えます。
  5. データローダを起動しUpdateメニューを選択します。
  6. オブジェクトとしてView(gcss__ViewSettings__c)を選択します。
  7. ExportしたCSVファイルを選択します。
  8. データローダのウィザードに従って変更を実行します。

フォルダモードの場合

オブジェクト:

Workspace(gcss__Workspace__c)

SOQL:

Select Id, OwnerId FROM gcss__Workspace__c WHERE gcss__Type__c =‘Folder’ AND gcss__ImportState__c != ‘Removed’ AND OwnerId=‘ライセンスを保有していないユーザのIDを入れてください’

  1. データローダを起動しExportメニューを選択します。
  2. オブジェクトとしてWorkspace(gcss__Workspace__c)を選択します。
  3. SOQLを実行し削除対象となるビューのCSVファイルをエクスポートします。
  4. CSVファイルのOwnerIdを変更したいユーザのIDに書き換えます。
  5. データローダを起動しUpdateメニューを選択します。
  6. オブジェクトとしてWorkspace(gcss__Workspace__c)を選択します。
  7. ExportしたCSVファイルを選択します。
  8. データローダのウィザードに従って変更を実行します。

基本的なデータローダの使用方法はデータローダガイドを参照してください。

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